防災演習&訓練 with 国分寺消防署
旅客運送事業者において、運行中の緊急事態(事故・火災・救命など)に対する備えは重要課題であります。 また地元企業として地域との関わりを深める会社方針から、国分寺消防署と防災演習について協議し、バス 事故が発生したとの想定で12月13日に消防、救急救命演習を実施しました。
バスが壁に激突し、運転者が運転席で挟まれて重傷を負い、車両火災の恐れがあるとの想定で訓練が開始 されました。手順としては
①添乗員が消防署に119番通報
②車両後方の非常口を開けて、乗客を誘導し、退出
③消防隊、救急車が到着
④車両の衝突箇所からの油漏れにより火災発生となり、消火活動を開始
⑤負傷した乗客を止血して、車から脱出
⑥運転者が挟まれている箇所を、救助隊がスプレッダーで開放して脱出。応急処置と共に担架で運び、
車外に脱出 ~ 救急車で搬送
という進行内容で行われました。
その後は、消防署員の指導により、消火器を使った消火訓練および臨時回線を設けて、緊急連絡を想定 した通報訓練を行いました。参加者は業務上で起きた緊急事態を念頭に置いて、消防訓練は本番さなが らに「火事だ」と大きな声をあげてホースから水を出しての消火活動、また通報訓練では自分の現在
位置を急ぎながらも懸命に、建物名などの目印を挙げて、応対者に伝えようとしておりました。
このように春と秋の全国火災予防運動と連動した防災訓練を実施し、地域への貢献も兼ねて、地域住民
の皆さんにも訓練に参加してもらう機会を設けていきたいと考えております。
投稿者:太田越(本社・事業部)