健康一口メモ
「糖尿病」(その3)
糖尿病は、加齢や体質的な要素、ストレスなども関係しているが、最も大きな影響を与えているのは、
過食、運動不足、肥満です。たくさん食べれば食べふるくほど、血中のブドウ糖は増え、その上、運動
不足でブドウ糖が消費されることが少ないと、大量のインスリンを分泌して血糖値を下げようとします。
こうしたインスリンの過剰分泌の状態が長く続くと、少しのインスリンでは効果がなくなり、「インス
リン抵抗性」のある状態になります。すると、ますます大量にインスリンを分泌しなくてはならず、
やがてすい臓は疲れインスリン分泌量が減少する。こうして、血糖値はますます高くなります。
「満腹になるまで食べる。まとめ食いをする。甘いものを食べすぎる」などのエネルギーオーバーの食生活
を送っている人、また、「歩くのをおっくうがり、すぐ近くに出かけるにも車を使い、2階へ上がるだけ
でもエレベーターに頼る」といった生活をしている人は、糖尿病になりやすいと考えた方がよいでしよう。
一方、こうした生活の結果として肥満になり脂肪細胞が増大すると、脂肪細胞のインスリンを受けつける
システムの働きが弱くなり、行き場のない余分なブドウ糖が血中にとどまってしまいます。そのために
血糖が増え、糖尿病の大きな誘因となります。
肥満であるかどうかの判断には、BMIがよく用いられるので、これを計算してみて、太り気味、ある
いは肥満であるようなら、減量することが大切です。
投稿者:小林(本社・事業部)