添乗員に聞いてみました ① (本社営業所)
添乗員は送迎業務において、乗客の乗降の際の介添えや車内の安全確認、車両の誘導などを担当して
おります。今回は本社営業所に所属される添乗員の方にインタビューを行い、入社して間もない添乗員
から業務において気づいた事や初めて経験した作業など聞いてみました。
●梶原添乗員(入社年月:平成28年9月)
①入社されたきっかけは何ですか?
求人情報誌を見て、問い合わせしました。
②情報誌を見て、職業についてどのようなイメージを持ちましたか?
それまで知っていた仕事ではありませんでした。電話で照会した際に、資格は必要
ないのか、自分でも出来る仕事なのか尋ね、業務内容を聞いて、興味が湧きましたが、
まだ迷っていたところ、入社前業務体験のお誘いがあり、受けてみました。
体験したところ、仕事に対する印象が良くて入社に至りました。
③今まで、人と接する仕事について経験はありましたか?
若い時に少し経験しましたが、長い間、関わっていませんでした。ただ、子育てを
通じて、各種のボランティア活動には参加しましたので、人と関わる事に抵抗は
ありませんでした。
④入社されて半年ですが、業務に対する印象はどうですか?
非常に楽しいです。子供(小学1年~中学3年)が相手ですが、コミュニケーション
に手間取ったり、気分が不安定な子供を相手にする時もあり、大変な事も多いですが、
やりがいを感じています。
⑤子供との応対で抵抗感を感じることはなかったですか?
子供が失禁したり、相手をして傷を負ったりする事はありますが、自分としては抵抗
感は感じていません。
⑥日常の業務において気を付けている事は何ですか?
安全の確保が第一ですが、子供たちにとって、朝の通学が1日の始まりなので、笑顔で
迎え入れて、笑顔で送り出す事が自分の願いです。泣いて乗車してくる子供が、学校に
着く時には笑顔になっていると、ほっとします。
⑦梶原さんが、そのような意識を持たれているのは、ご自身が元々持っていた感性なのか、
それとも他の方の影響ですか?
自分自身が感じており、親目線で保護者の気持ちを理解しているのかなと思います。
身体不自由のお子さんであれば、生まれた時から親御さんが状況を理解して、育児に
おいて、予め覚悟することもできると思いますが、知的障碍のお子さんの場合には、
生まれた時は他のお子さんと変わりないと思っていたのが、3、4歳ぐらいの頃から
他のお子さんと何か違うなと感じながら育児されて、小学校入学までに親御さんの中
でいろいろな葛藤があったのではないかと想像します。その親御さんの気持ちに思い
をはせ、自分の子供を笑顔で学校に送り届けたいだろうなと考えてみたりします。
=先ず、そのような発想ができるという事が素晴らしいですね。
⑧業務において、まだ馴れない事はありますか?
いつ、行動や感情のスイッチが入るのか分からない子供がいて、笑顔だったのが急変
して、暴れたりします。その行動パターンをずっと観察しているのですが、まだ把握
できていません。また小学校低学年は腰が細いので、シートベルトから自然に抜け出
す事があり、走行中、私が他の子供を見ている隙に通路を歩いていて、驚いた事があ
ります。
=長時間の乗車で子供たちはおとなしく乗っていますか
楽しくおしゃべりしていたら良いのですが、相手を傷つけるような行動をすると
席を離したりします
⑨職場の雰囲気や同僚の方との関わりは如何ですか?
同じコースの先輩から何かとアドバイスを受けたり、良くしてもらっています。運転
者も良い方で自分は恵まれています。
=朝の業務後は会社に戻ってくるのですか?
学校に休憩室があり、会社には戻らず、そこで昼食を食べたりして過ごしています。
逆に本社営業所の方とは時間が合わず、顔を合わす機会がほとんどないですね。
⑩添乗員を検討されている方へのメッセージをお願いします。
先ず、ネックになると思うのが朝が早いという点です。馴れてしまえば問題ないのですが・・
あとは子供が好きで、障がい児童に抵抗がないのが基本ですね。
=学校担当というのは休みの点で如何ですか?
自分は夏休みや春休みなど長期休暇があるのが嬉しいです。
⑪お話をお伺いして、梶原さんにおいて、添乗業務は天職のように感じましたが
油断していると事故が起きますので、いつも気を引き締めています。
⑫親御さんとの関わりはありますか?
基本として挨拶はしますが、お子さんに関する事は学校の先生を介して聞くことが原則です。
車内でのお子さんの様子についても支障がない、最小限の内容に触れるだけにしています。
⑬先生との意思疎通はどうですか?
バス担当の先生とやり取りしますが、低学年のクラス担任から車内での様子を聞かれる事も
あります。
投稿者:太田越(本社・事業部)