私たちが運行管理者です (本社営業所)
運行管理者は日々、運転者の健康状態など運転業務の可否を確認し、安全運行の確保という重要な役目を
担っております。今回は本社営業所において、運行管理者のキャリアが始まった新任職員へのインタビュー
を行い、活動状況やその役職者に求められるものなど聞いてみました。
●内田管理者(担当年数:半年)
①内田管理者の入社経緯を教えて下さい。
路線バスの運転者として従事していましたが、重大なものも含めて事故が頻発している状況
を見て、将来的に自分の運転経験を生かして運転者として入社してくる人が事故を起こす可能性
を出来るだけ減らす役割を担いたいと考えていました。そして運行管理の求人情報を探している
中で、当社のホームページでの募集を見て、入社応募に至りました。
②内田管理者の担当業務を教えて下さい。
点呼と配車が主要担当業務です。
<実際に管理者を担当して、自分がイメージしていたものとの違いはありますか?>
配車ですね、当社の主要業務分野である福祉関連は、自分が経験した路線バスとは異なり、
運転者なら誰でも担当できる業務ではないので、限られた運転者の中でシフトを組むのに苦労
します。
<同じ福祉担当の運転者でも個々の施設によって対応が可能か否かという状況もあるのですか?>
そうですね。ある施設の運転者が休む場合、別の施設の限定された運転者しか対応できず、
対応させたとしてもまたその施設を担当できる運転者が限られており、大変です。
<その他に当初のイメージと違った点はありますか?>
路線バスの会社より運転者の年齢層が高いので、病気で休む人の割合が高いように感じます。
③運行管理者の立場で考える安全運行と顧客サービスは何でしょうか?
基本は顧客第一の立場で一歩、踏み込んだ対応を心掛ける事だと思います。
<一歩、踏み込んだ対応とは具体的には何ですか?>
福祉輸送は路線バスと異なり、乗客は主に身体など不自由なところを持つ方であり、運転の
仕方や接遇もそこを念頭に置いた行動が必要です。
安全確保においては、先ず声掛けです。当たり前の事柄でも予め、声に出して乗客に案内する
事が大事だと思います。(乗降時や走行中に段差など衝撃が予想される時など)
あと気持ち良く挨拶を行うよう心掛ける事は顧客サービスの前提だと思います。
④乗務員が気持ち良く、仕事できるよう心掛けていることはありますか?
・挨拶や声掛けは自分たちから積極的に行う。
・乗務員の健康状態を注意深く観察する。
・自分の運転者時代、休日出勤をした時に管理者から言葉を掛けてもらえた事が印象に残って
おり、自分も心掛けたい。
・いろいろなタイプの運転者がいますが、自分は区別なく誰とでも積極的に接しようと心掛けて
います。配車を担当する上で、運転者全員とコミュニケーションを保つ事は大事だと思います。
⑤これから運行管理者を目指して入社応募される方へのメッセージをお願いします。
・自己管理ができなければ、人を管理する業務は務まらない。運転者は業務時間通りの勤務が
基本ですが、管理者は何事にも関わらなければならず、また課題が解決するまで業務は終わり
ません。
・管理者としてのやりがいとして、自分は配車を担当していますが、翌日の勤務シフトが完成した
時には、運行体制が確定したとの達成感があります。
投稿者:太田越(本社・事業部)