外部講師を招いて安全講習会を実施 (瑞穂営業所)
運転者や運行管理者に運行業務における知識や情報を学ぶ教育の機会として、自動車メーカーで
ある”いすゞ自動車”の教育担当を招いて、車両点検と安全運転をテーマとした講習を開催しました。
講習は ・安全運転 ・日常点検をテーマとして行われ、午前中は座学にて、基本ポイントを学び、
午後には車両を用いてのデモ実演という内容でありました。
①大型車両の走行特性や安全確認のポイント
大型バスにおいて、運転席の高さにより、車間距離が視覚では実際より広く感じる事やバス周り
の安全確認を直接やミラーを介しての目視にて行う際に、死角となる角度や距離を車やバルーンを
置いての確認、また車両が曲がる際に車体と接触する限界を把握し、内輪差・リヤオーバーハング
の状況をデモンストレーションを通じて視認できました。そしてインストラクターの軽妙な話術に
より、受講者も話に引き込まれ、理解が進んだと思われます。
運転席からの死角を確認 バルーンを置いて、曲折時における車両との
間隔を検証
②車両点検のポイント
車両の日常点検は安定した運行に欠かせない重要な作業であります。車両の各パーツ(バッテリー
やエンジン、ランプ、タイヤなど)について、点検における基本ポイントと見落としがちな箇所を
分かりやすく示され、運転者も日頃の点検で十分に確認していない箇所が原因となって、不具合の
発生に繋がると気付かされたようでした。また計器を使用して、車両機器の状態を目で確認する事
により、理解が深まったと思われます。
バッテリーの状態をチェック タイヤのハブボルトをハンマーでたたき、
打撃音により、劣化度や締め具合を確認
やはり、自動車メーカーの方から聞く話は、バス車両の特性を踏まえ、要点を抑えた明快な説明
であり、またデモ実演を交えた、受講者の印象に残る効果的なプログラム内容でした。会社全体の
安全管理のレベルアップを図る為に、他の営業所においても日程を調整してこのような安全講習会
を開催する予定です。
投稿者:安全運行管理室