乗務員向け安全運転研修会を実施しました
当社では、いすゞ自動車首都圏株式会社さんのご協力の下、毎年
恒例の大・中型バスを使用した乗務員向け安全運転研修会を実施し
ました。(実施日:令和3年12月25日)
いすゞ自動車による講習は座学にて安全運転の確保と車両整備に
関するポイントを説明した後、それを車両と機材を駆使して視覚効
果に優れた実地教習にて解説するという構成内容でありますが、
車両特性を熟知しているメーカーによる講習は乗務員からの評価が 高く、多くの新人乗務員が受講する研修会となっております。
(講習内容)
<午前:座学・午後:実車講習>
A.バスの車両特性を踏まえた安全確認
車両の大きさから生じる各箇所の死角を認識し、正しい運転姿勢からの左右の
視認およびミラーの有効活用による車両廻りの安全確認について、画像・図表を
使って解説されました。
実車講習では乗務員が運転席に座って、座学で説明を受けた死角を実感すると
共に安全確認に適した動作やミラーの使い方を実践しました。また恒例となって
いる車両を運転して内輪差およびリア・オーバーハングを確認するシミュレーシ
ョンでは予想以上に車体の振り幅や巻き込み具合が大きい事を外側から視認でき、
受講者は曲折や駐車時における対象物や壁との間隔を改めて認識できたようです。
併せて緊急時への備えとして、非常口の開け方について説明を受けました。
B.日常点検
エンジンやタイヤなど各箇所について、大型車両特有の点検ポイントを座学で学び、
実車講習では車両各部の状態について、適正なレベルを視覚・触覚で直接確認できま
した。普段、目にすることない工具を使ってボルトを締めたり、車両底面を覗く事に
より改めて、普段の日常点検を確実に実施する必要性を感じたように思います。
今年度、多くの新人乗務員が入社しましたが、大きな車両を安全・確実に運転するた
めに必要な知識、技能を学ぶ実地研修を通じて、各乗務員が事故を未然に回避するため
の行動<状況判断~運転動作>が身に付くよう、継続して研修を実施していきます。
(本社・安全運行部)