整備管理者講習会レポート(令和4年4月2日)
旅客輸送の最重要課題である安全の確保において、車両の適切な日常点検と整備に
基づいた正常作動がポイントとなります。今回、いつも運転者講習会でお世話になっ
ている“いすゞ自動車首都圏株式会社”さんのサポートを受けて、各営業所に所属する
整備管理者を対象とした専門講習会を実施しました。
車両点検に関して、運転者向け講習会では日常点検での基本チェックポイントについ
ての説明が中心でしたが、今回は車両機器に関する諸知識や異常発生時の対処等、よ
り深堀りした専門的な講習内容でありました。
<講習内容>
◆ 座学
A.整備管理者制度・整備管理者の責務
B. 各部機器の構造及び動作メカニズム
C. 事象発生の把握~対処
◆ 実車講習
A.各部機器の点検ポイント・異常状態の解説
B. ブースターケーブルの繋ぎ方
C. 効率的なタイヤ・チェーンの装着
今回、ブースターケーブルの安全な接続手順や車両を停止した状態でのタイヤ・チェ
ーン装着の実演を目にして、受講した管理者においては貴重な学習機会となりました。
当社では新規営業所の開設など業容拡大に伴い、人員や車両が増えており、車両の
整備管理体制の拡充が業務課題となっております。整備管理者の車両整備や運転者へ
の指導におけるレベルアップを図るべく、今後も専門的な研修を実施していく予定で
あります。