先輩職員と新人さん (東京城西営業所)
営業所で行われている新人職員への導入教育の様子を拝見し、障碍者福祉施設のバス運転者として教習を 担当している神木職員と新人である鳥山職員にインタビューしました。
①訓練において気を付けている事は何ですか?
(神木)乗客は健常者ではないので、走行時に乗客への負担を少なくするような運転を心掛けす
る必要があります。訓練を行う前に、運行コースの特性や危険箇所の把握またポイント
毎のハンドル操作など運転上の注意事項をチェックしています。
(鳥山)・決められた時間内に走行する・運転時の状況判断と操作 を常に意識しながら訓練を
受けており、また少しでも疑問があれば逐次、質問し解消するように心掛けています。
②神木さんは指導担当業務についての感想はどうですか
(神木)前の職歴で旅客輸送の運転や物流会社で管理職として運転指導を担当していましたが、
武州交通に入社して、福祉輸送という業務を経験し、障碍者を運ぶ事について新しく
学ぶ事が多々あります。それを人に教えるという事もなかなか大変であると常に感じて
います。教えながら自分も改めて振り返って学び直すという状況ですね。
③鳥山さんは旅客輸送の運転業務は初めてと聞きましたが
(鳥山)以前は旅客輸送の添乗員に就いていました。その業務の中で運転者のクセや乗客への
対応を見て、自分ならこう対応するのにとの考えが募り、業務の合間に自主的に大型
二種免許を受講し、取得しました。普通免許があってもペーパードライバーで、しかも
家には自家用車もないのに思い切った決断だと思います。ただ主人も旅客輸送の運転者
をしており、今回の私の決断に対して応援してくれています。
今では家の中で運転や業務について主人と会話する事が多くなりました。
④お互いの印象は如何ですか
(神木)鳥山さんは勉強熱心で、メモを細かくとり、疑問があればすぐに質問してきます。
業務に積極的に取り組み、運転の質を高めるために意欲充分で私の方が煽られて
いる状態ですね(笑い)
(鳥山)神木指導員は私の質問に対して真摯に回答して頂き、その場で分からなくても調べ
てから教えてくれます。運転中でもその場で疑問があれば、質問するので困らせて
いるかもしれませんね。
(所長のコメント)
神木職員は当社に入社して1年弱ですが、指導担当も充分に役目をこなしてくれ、また勉強
する意欲もあり、今後は管理者を目指して業務に励んでもらいたい。
鳥山職員は先ずはあせらずに、1日ずつ穴を埋めていき、1人前の運転者として自立できる
ように訓練に取り組んでほしい。また女性運転者としてきめ細かい乗客への対応など期待
しています。
左側:神木指導員 右側:鳥山職員
投稿者:太田越(本社・事業部)