教育関連
車掌研修 その2
車掌研修の第二部は、グループ討議を織り交ぜた座学形式で行われました。
先ずは、車掌(添乗員)にも運転者と同様に、旅客送迎の優先事項である安全管理について、認識を
深めてもらうために、ドライブレコーダーの映像による事故事例を見た上で、事故原因の分析や防止策
について、グループに分かれての討議を行いました。自分が運転している場合と比較して、事故は止む
を得なかったのか、防ぐ事は可能だったのか、どうすれば避けられたのかなど参加者が活発に意見交換
を行いました。事故を防止するのは、運転者が第一主体者ではありますが、車掌も運転者の運転状況を
観察して、異常を感じたら運転者や管理者に指摘できるように運転知識を得たり、事故事例に触れる
機会を多く持つ必要があると参加者は感じたようです。
次に健康管理についてのパートでは、最近の健康起因事故の動向などに触れ、乗務員の体調管理は
安全運行に欠かせない要素として、定期健診やストレスチェック等で状況を把握して、適切な治療を
受ける必要性があるとの解説がありました。最後に会社ニュースとして先日、実施された防災演習の
模様をビデオ鑑賞して一連の車掌研修が終了しました。
今回の研修は、全営業所の車掌(添乗員)が対象であり、勤務場所が異なるものの、同じ職種の方
と接する機会を持つ事で、同じ業務内容でもやり方の違いがあるなど、改めて認識できた事があって
大変、有意義な研修であったとの多数の声が聞かれました。
投稿者:太田越(本社・事業部)