健康一口メモ
「メタボリック」(その10)
「メタボリック」(その1)から始まり、これまで、メタボリックシンドロームと判定されるための
基準の一つ目の、内臓脂肪蓄積(内臓脂肪型肥満)のお話を続けてきました。肥満とは、脂肪組織が
過剰に蓄積された状態と定義するとすれば、問題はその量自体ではなく、その脂肪組織がどの部分に
蓄積されているのか、また、その分布が問題になります。
すなわち、皮膚の下に脂肪が蓄積される皮下脂肪型肥満と比べ、内臓脂肪型については、代謝異常
発生の引き金になり、相互に複雑な関係を持ちながら、おそろしい疾病、生活習慣病に進行していき
ます。肥満によって引き起こされる事が予想される病気の代表例が、糖尿病であり、高血圧であり、
脂質異常症なのです。これらについては、章をあらため別の機会にご案内します。
そして、最終的に、心筋梗塞や脳卒中へと続いていきます。
投稿者:小林(本社・事業部)