配食事業の現場レポート
①当社の業務で、老人介護事業の業務に属する配食事業があります。
自治体の福祉施設から委託されて、高齢者や障がい者の方々に、
年中無休で昼食と夕食をお届けしています。また、訪問時に利用
者の様子を確認する見守りサービスも実施しております。
②今回、当社が送迎と配食を担当する、東京都調布市が設置する老人福祉施設
「調布市ちょうふの里」を訪問し、配食業務の流れを取材しました。業務の
基本的な流れは
●ミーテイングで連絡事項を確認 ~ ●配達コース毎に料理を車両に積み
込み ~ ●配達 ~ ●容器の回収、見守り確認 ~ ●施設に戻って下膳
~ ●報告
となっています。
施設での準備と片付けの様子を見学しましたが、勤務経験が長い職員が多かった
為か、夏のむし暑い地下駐車場の中で、手早く作業をこなしておりました。また
当社は自動車運送業者ですので、運転前のアルコールチェックやリーダーが安全
運転の注意と出発時に車両のランプの点灯確認を行っていました。
③職員からは、配食業務の特徴とエピソードについて、以下のような話が聞かれました。
●単なる配食業務であったら入社応募していませんでした。独居の利用者が多く、
安否確認という福祉に関わる業務を兼ねている事にやりがいを感じています。
●会話を求められる利用者とは短い時間ですが、声掛けしたり、また電子レンジで
料理を温める等、単なる配達とはならないように心掛けています。
●怪我をしていたり、様子がおかしいと感じた時には関係部署に連絡して指示を
仰ぎ、場合によっては、救急車を呼ぶ事もあります。基本的な心得として、自分
の親と同じように考えて、接するようにしています。
●安全運転には注意していますが、住宅地の細い路地を走るので、自転車の急な
飛び出し等ヒヤリとする事が度々あります。また大雨や積雪といった天候の
影響で予定よりお届けが遅れる事もあり、大雪の時はチェーンを付けても坂道
を登れないので、歩いて配達した事もありました。
ミーティングでは、地域情報が飛び交って笑いが起きる等、
リーダーとチームメンバーは和気あいあいとした雰囲気でし
たが、各自が高齢者の暮らしを見守り、支えているという大事
な役割を担っているという使命感を持っていると感じられました。
投稿者:太田越(業務推進室)